レーシックの種類

レーシック

一口にレーシックと言っても現在では様々な種類があります。ここではそれぞれのレーシックの特徴を挙げておきましょう。違いを知って、あなたに最も適したレーシック手術を見つけて下さいね。

一般的なレーシックは手術の為に「マイクロケラトーム」と呼ばれる医療器具を使用します。次に角膜の深さ約160ミクロンの辺りにフラップ(蓋となる部分)を作成します。そのフラップを捲り上げた深さ約140ミクロンの部分にエキシマレーザーを照射して削り、光の屈折を矯正するわけです。このレーシック手術が一般的な視力矯正手術になりますが、最新の機器と技術でフラップをもっと浅い場所に作成しレーザーで削れる幅を大きくする手術やレンズを埋め込む手術もあります。

 

iLASIK

『iLASIK』は、カスタムイントラレーシックです。
iLASIKは、カスタムイントラレーシックのうちの決まった3機種の使用によるものの呼び名です。

 

AMO社製の『Wave Scan』・『Intralase FS60』・『VISX Star S4 IR』の3機種の組み合わせによるカスタムイントラレーシックを『iLASIK』と呼びます。

 

レーシック(LASIK)の本場アメリカでは、2006年アメリカ国防総省が戦闘機パイロットにイントラレーシック(レーザーでフラップを作成した術式)での視力矯正を許可しました。さらに2007年にはアメリカ航空宇宙局(NASA)が宇宙飛行士にもiLASIKを承認しました。
iLASIKは想像を絶するG(重力)や宇宙空間での作業といった、極限状態での活動でも安全性・安定性が認められた唯一の視力矯正手術なのです。

 

同じ視力でも人によって「見え方」は違います。それは1人ひとりの指紋が異なるのと同じように、 収差(角膜のわずかな歪み)の原因となる角膜の形、厚さ、虹彩の模様が同じ人は誰一人といません。 これまでのレーシックでは、「視力」の回復はできても、「見え方の"質"」まで改善することは困難でした。 iLASIKは最新の医療技術によって、あなただけのオリジナルの照射プログラムを作成することで角膜が持つわずかな歪みも矯正し、 メガネやコンタクトレンズでは矯正できないレベルの「見え方の"質"」を改善し、クリアーな視界を実現することが可能となったのです。

 

これまではレーシックをすると、視力が回復しても、夜間に眩しく感じることがありました。光が散乱してにじんだり二重に見えたり、ぼんやりと笠をかぶったように見えたりする、見えづらさ、まぶしさを感じるケースがありました。iLASIKは、これらの問題を解決する可能性があります。
体験者からの報告で、「夜間の視力が良くなった」と回答した人は、通常の矯正手術の約4倍というデータがあります(米国AMO社 社内資料)。

 

イントラレーシック

現在、人気の手術法でケラトームレーシックでフラップを作成するのにマイクロケラトームを使用しているにの対して、イントラレーシックでは、「イントラレーザー」と呼ばれる機械でフラップを作成します。

マイクロケラトームでは、カンナ状の刃で角膜を切り取りますが、イントラレーザーでは、レーザーにより角膜を切り取ります。

角膜の切り取りをレーザーによって行うことで正確な切り取りが行えるようになる為、ケラトームレーシックほど執刀医の技量に左右されないという利点があります。

フラップが正確に切り取られるということは、正確に戻すことも容易になる為、フラップを戻した後の治癒にも大きな影響があります。

 

ケラトームレーシックでは、角膜の切り口が斜めになることによる問題点が発生してしまいますが、イントラレーシックでは、レーザーによる切り取りの為、切り口を垂直にすることが可能になります。

その為、フラップを戻した後に段差が生じることが無く、なめらかな表面のまま吸着します。それにより、瞬きなどによるフラップのズレやシワなどが極めて起こりにくい方法になります。

 

ただし、問題点ではありませんが、イントラレーシックはケラトームレーシックとは異なり近年になって導入された方法である為、ケラトームレーシックに比べ、実績が少なく、今後、問題点が発見される可能性もあります。

 

フェイキックIOL

フェイキックIOLは眼内レンズを入れる手術で、角膜を削るレーシックとは手術の方法が異なります。手術は事前にレーザーで虹彩に穴を開けておき、白目と黒目の堺を切開してレンズを入れるというものです。

眼内にレンズを入れる術法としては老眼の手術など水晶体を取り除くものが有名ですが、フェイキックIOLでは水晶体を残したままレンズを埋め込みます。これにより、レーシックでは治療出来なかった角膜異常の人や極度の近視でも治せるようになりました。

レーシックは角膜を削る為、夜間に瞳孔が開くと灯りがぼやけて見えるグレア現象の起こる可能性がありましたが、フェイキックIOLでは角膜に傷を付けませんのでほとんど影響がありません。

 

PRK

レーシック手術は角膜にフラップ(蓋となる部分)を作成してそれを捲り上げ、エキシマレーザーを照射しますが、PRKではフラップを作成しません。

PRKは事前に角膜上皮を完全に切除をするか、角膜上皮の上からレーザーを照射して角膜の厚さを調整し視力矯正を行う手術です。PRKの特徴としては完全に角膜上皮を再生されるので施術後の視界の見え方がクリアになります。また角膜異常や角膜が薄くてレーシックを受けられなかった人にも視力回復のチャンスが増えます。

反対にデメリットとしては、手術後レーシックよりも痛みを感じやすかったり(個人差があります)、角膜上皮を再生させる為に角膜上皮が混濁してしまう恐れがあるという点があります。

 

ウェーブフロントレーシック

ウェーブフロントレーシックにはウェーブフロントアナライザーという装置を用いて手術前に角膜や水晶体の歪みを綿密に解析します。個人個人の眼のデータを基に、その人にあったレーシックを行うのでカスタムレーシックとも呼ばれています。オーダーメイドのデータに沿って施術をするので強度の不正乱視でも矯正することが可能なのですが、その分通常のレーシックよりも費用は高くなります。

ウェーブフロントアナライザーでの解析後はレーシック、イントラレーシック、エピレーシックと同じものを施します。その後の手術方式によって通常のレーシックならウェーブフロントレーシック、イントラレーシックならウェーブフロント・イントラレーシックと呼びます。

 

エピレーシック

エピレーシックは、従来レーシックで使用していたマイクロケラトームに代わりエピケラトームという機器を使用してフラップ(蓋となる部分)を作成します。従来のマイクロケラトームより、より浅く角膜の上皮層にフラップを作る事が出来ます。また上皮を切除してしまう為、通常のレーシックとは違い術後にフラップがずれるという心配もありません。

デメリットとしてよく挙げられるのは、「痛み」でしょう。これはレーシックの場合、痛覚のない角膜にフラップを作りますが、エピレーシックは角膜上皮を切って取り除いてしまう為です。ですがエピレーシックでの術後の回復は早く、すぐに新たな角膜上皮が生成されますので上皮が生成される3日~1週間程度で痛みは治まります。

 

ラセック

ラセックは角膜上皮層にフラップ(蓋となる部分)を作成し、それを捲り上げてエキシマレーザーを照射する手術です。

ラセックのフラップはマイクロケラトーム等の器具を使用せず、20%のエタノールを点眼して角膜上皮を柔らかくし、これを?がして作成します。ラセックの特徴はこの薄いフラップにあるのです。その為角膜の薄い人にも施術の機会が増えます。

また、ラセックはレーシックとは違い、深くフラップを作らないので手術後にフラップがずれてしまう事もありません。しかし、レーシックでは角膜実質層にレーザーを照射しますがラセックはそれよりも浅いボーマン層に照射をする事になります。そして一旦消失してしまったボーマン層は元には戻りません。